
【この記事はこんな方に向けて書いています】
・無意識に男性を年収や学歴、ルックスで「値踏み」してしまっている女性
・「いい男がいない」が口癖になっている方
・自分は「選ぶ側」だという意識が、どこかにある方
・プライドが邪魔をして、素直になれないと悩んでいる方
はい、どうも。あなたが無意識のうちにかけている「色眼鏡」を叩き割り、現実を直視させる、恋愛カウンセラーです。 さて、今日のテーマは、多くの女性が、特に婚活市場にいる女性が、知らず知らずのうちに陥ってしまっている、非常に根深く、そして自らの首を絞めている、ある“病”についてです。
婚活パーティーの会場で、男性陣のプロフィールカードを片手に、年収、学歴、勤務先を冷徹にチェックする。 初デートで、彼の店選び、服装のセンス、会話の内容を、まるで審査員のように上から目線で採点する。 心当たり、ありませんか?
あなたは、自分が高価なブランド品で、ショーウィンドウに並ぶ男たちを「選ぶ側」の人間だと、心のどこかで思い上がってはいませんか? 今日は、その大きな、大きな勘違いが、いかにあなたの市場価値を暴落させ、幸せな結婚からあなたを遠ざけているか。その残酷なメカニズムについて、一切の忖度なくお話しします。
あなたが男を「減点法」で見る限り、完璧な王子様など現れない
まず、あなたがやっている「値踏み」という行為。その本質が何か、理解していますか? それは、相手を「減点法」で見る、ということです。
あなたの頭の中には、「年収はこれくらいで、身長はこれくらい、性格は優しくて、面白くて…」という、100点満点の完璧な王子様のイメージがある。 そして、目の前に現れた現実の男を、その理想像と比較し、「あ、年収が足りない、マイナス10点」「会話が面白くない、マイナス20点」…と、次々に点数を引いていく。
当たり前のことを言いますが、そんなことをしていれば、どんな素敵な男性も、最終的には欠点だらけの0点の男に見えてきます。 あなたが探しているのは、現実世界に生きる人間ではありません。あなたの頭の中にだけ存在する、都合のいいCGキャラクターです。そんなものは、この世のどこを探してもいやしません。
なぜ人を値踏みするのか?その根源は、あなたの“自信のなさ”
では、なぜあなたは、そんな不毛な「値踏み」をしてしまうのか。 「より良い相手を見つけたいから」?違います。 ハッキリ言いましょう。その根源は、あなた自身の“自信のなさ”です。
本当に自分に価値があり、自分という人間に自信を持っている女性は、相手をスペックで判断する必要がありません。 なぜなら、自分の価値は、相手の年収や学歴によって、1ミリも揺らがないことを知っているからです。
相手の欠点を見つけて、「この人は私にはふさわしくない」と切り捨てることで、あなたは、相対的に自分の価値が高いかのように錯覚し、安心しようとしているだけ。 それは、自分と向き合うことから逃げている、心の弱い人間の、みじめな防衛本能なのです。
勘違いするな。「若さ」という最強のカードは、あなたが値踏みする間に腐っていく
ここで、極めて残酷な、しかし、絶対に目をそらしてはいけない現実のデータについてお話しします。 あなたが婚活市場で持っている、最強のカード。それは、悲しいかな「若さ」です。
日本の国勢調査を見ると、女性の未婚率は、20代後半で約60%ですが、30代後半になると約24%にまで激減します。 これは、何を意味するか。 あなたが「もっといい男がいるはず」と、目の前の男性を値踏みしている、その1年の間に、あなたのライバルたちは、次々と結婚という椅子に座っていく、ということです。 そして、あなたの最強の武器であった「若さ」というカードは、刻一刻と、その価値を失っていく。 時間は、決して、あなたに優しく微笑んではくれないのです。
本当の「謙虚さ」とは、自分を卑下することではなく、相手に「感謝」できること
「じゃあ、謙虚になれってこと?」 そうです。しかし、多くの人が「謙虚さ」を勘違いしています。 「私なんて、全然ダメで…」と、自分を卑下することが、謙虚さではありません。それはただの卑屈です。
本当の「謙虚さ」とは、相手の行動一つひとつに、「感謝」できる心のあり方のことです。 「忙しい中、私のために時間を作ってくれて、ありがとう」 「お店、一生懸命探してくれたんだね、ありがとう」 「話を聞いてくれて、ありがとう」
この、当たり前に見えることに、心からの「ありがとう」が言えるか。 その感受性こそが、あなたの人間的な魅力を何倍にも高め、男性が「この人を大切にしたい」と心から思う、最大の理由になるのです。
結論:「選ばれる」のを待つな。「選び合う」という対等なリングに上がれ
もう、お分かりですね。 あなたが降りるべきは、男性を上から目線で採点する、傲慢な審査員の椅子です。 そして、上がるべきは、自分もまた相手から選ばれる一人の人間として、フェアに戦う、対等なリングの上です。
恋愛や結婚は、どちらかが一方的に選ぶ、優劣のゲームではありません。 未完成で、欠点だらけの人間同士が、お互いの弱さも、強さも、全てを受け入れた上で、「それでも、あなたと生きていきたい」と、お互いをパートナーとして「選び合う」、覚悟の表明です。 その覚悟を持った時、初めてあなたは、本当の意味で「選ばれる」人間になるのです。
値踏みしているうちは、あなたも値踏みされる。 そんな、スペックシートを交換し合うだけの、空しい商品見本市からは、今すぐ卒業してください。
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