【この記事はこんな方に向けて書いています】
・本気で結婚したくて、結婚相談所への入会を最終手段として考えている
・入会金数十万円という大金を払って、本当に元が取れるのか、夜も眠れないほど不安だ
・「あなたに合ったプランを提案します」というカウンセラーの甘い言葉に、流されてしまいそうで怖い ・結婚相談所の料金体系の裏側、その「儲けのカラクリ」を知っておきたい
・お金と時間を無駄にせず、賢く婚活を進め、幸せを掴みたい
「今年こそは、絶対に結婚する」 その強い決意を胸に、あなたは今、結婚相談所のウェブサイトを眺めているのかもしれません。入会金30万円、月会費2万円、成婚料20万円…。合計すれば、高級腕時計が買えてしまうほどの金額。それでも、「プロの力を借りれば、きっと…」「これで人生が変わるなら…」と、震える手でクレジットカードを握りしめようとしていませんか？
ですが、一瞬だけ、その手を止めてください。
そして、自問してください。その大金、本当にあなたの「幸せな結婚」のために使われると、信じていますか？
厳しい現実を、今からお話しします。多くの結婚相談所のビジネスモデルは、皮肉なことに、「結婚したいと願いながら、なかなか結婚できない人」が、長く、そして多くの料金を払い続けてくれることで成り立っています。あなたの「結婚したい」という切実な願いが、彼らにとっては最高の「利益の源泉」になっているとしたら…？
この記事では、あなたが結婚相談所の「おいしいお客様」、つまり「カモ」にされないために、料金プランの裏に隠された巧妙なカラクリと、入会前に確認すべき鉄則を、包み隠さず暴露していきます。
なぜあんなに高い？料金の内訳と「利益の源泉」
まず、冷静に考えましょう。なぜ、結婚相談所はこれほどまでに高額なのでしょうか。その料金は、主に「入会金」「月会費」「成婚料」に分けられます。
この中で、あなたが最も注視すべきは「月会費」です。 高額な「入会金」は、その多くが広告宣伝費やカウンセラーの人件費、システムの維持費などに消えていきます。これは、あなたの婚活の成功を直接保証するものではありません。
相談所にとって、最も安定し、計算しやすい利益の源泉。それは、会員が在籍し続ける限り、毎月自動的に引き落とされる「月会費」なのです。
ここに、このビジネスの構造的な矛盾が潜んでいます。つまり、ビジネスの観点だけで言えば、「会員には、できるだけ長く在籍してほしい。すぐに成婚されてしまうと、安定した収益が途絶えてしまう」というインセンティブが、どうしても働いてしまうのです。もちろん、全ての相談所がそうだとは言いません。しかし、この構造は、あなたがサービスを選ぶ上で、絶対に知っておくべき大前提です。
「あなたにピッタリ」の罠。料金プランという名の“ふるい”
多くの相談所では、松・竹・梅のように、複数の料金プランが用意されています。「サポート内容が充実したプレミアムプラン」「マイペースに進められるスタンダードプラン」など、魅力的な名前がつけられていますが、その裏の目的を理解していますか？
これは、単なるサービス内容の違いではありません。カウンセラーが、あなたが「婚活にどれだけのお金を払える人間か」を見極めるための、“ふるい”なのです。
無料カウンセリングの場で、あなたの焦りや不安を巧みに引き出し、「本気なら、一番サポートが手厚いこのプランがおすすめです」と、最も高額なプランに誘導する。これは常套手段です。最初に大きな金額を投資させてしまえば、「ここまで払ったんだから、今さらやめられない」という心理、いわゆる「サンクコスト効果」が働き、あなたは少々の不満があっても、文句を言わずに料金を払い続ける「優良顧客」になりやすいのです。
「成婚料が安い」相談所の落とし穴
「うちは成婚料が0円なので、安心して活動できますよ！」 一見すると、非常に良心的に聞こえますよね。しかし、これもまた、別のリスクを孕んでいます。
ビジネスである以上、どこかで利益を上げなければなりません。成婚料が安い、あるいは無料ということは、その分を入会金や月会費で回収している、ということです。これは、先ほど述べた「会員に長く在籍してもらう」ことで利益を上げるビジネスモデルに、より特化していることを意味します。
結果として、一人一人へのサポートが手薄になったり、入会のハードルが下がることで、結婚への真剣度が低い会員が集まりやすくなったりする可能性があります。「安かろう、悪かろう」という言葉が、残念ながら当てはまってしまうケースも少なくないのです。
搾取されずに「使い倒す」ための唯一のマインドセット
では、私たちはどうすればいいのか。搾取されずに、結婚相談所というツールを賢く利用するためには、どういう心構えで臨めばいいのでしょうか。
答えは一つです。「お客様」気分を完全に捨て、「高額なサービスを購入した、シビアな消費者」になることです。
そして、以下の行動を徹底してください。
- 契約書を虫眼鏡で見る勢いで読み、中途解約時の返金ルールを絶対に確認する。 クーリングオフ期間はもちろん、活動途中で辞めたくなった場合に、いくら戻ってくるのか。これを曖昧にする相談所は、絶対に信用してはいけません。
- 提供されるサービスが、料金に見合っているか、常に監視する。 契約プランに「毎月10名の紹介」とあるのに、5名しか紹介されない。面談が受けられるはずなのに、一向に時間を取ってくれない。そんな時は、遠慮なく、そして強く、権利を主張してください。
- カウンセラーを「先生」ではなく、「自分が雇ったコンサルタント」と見なす。 受け身でアドバイスを待つのではなく、「自分はこうしたいが、どう思うか」「この人とお見合いしたいので、セッティングしてほしい」と、自分から積極的にカウンセラーを「使い倒す」のです。
結婚相談所は、あなたの「覚悟」と「主体性」が試される場所です。受け身の人間は、時間とお金を搾取され、婚活市場から静かに退場していきます。能動的に考え、行動し、サービスをしゃぶり尽くす覚悟のある人間だけが、支払った金額以上の価値、すなわち「幸せな結婚」という最高のリターンを手にすることができるのです。
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