その「結婚前提」は嘘かも。言葉だけで行動しない相手に騙されやすい人の共通点と見抜き方

【この記事はこんな方に向けて書いています】
・「結婚を前提に」と言われて付き合い始めたのに、一向に話が進展しない
・相手の「いつかね」「ちゃんと考えてるよ」という言葉を信じて、待ち続けている
・年齢的な焦りもあり、「本当にこの人で大丈夫?」という疑念から目をそらしてしまう
・口先だけの誠実そうな人を見抜く方法が知りたい
・もうこれ以上、婚活で貴重な時間を無駄にしたくない

「結婚を前提にお付き合いしてください」

婚活をしている人にとって、これほど心に響く、魔法のような言葉があるでしょうか。この一言で、今までの不安や苦労がすべて吹き飛び、「やっと運命の人に出会えた!」と天にも昇る気持ちになりますよね。

しかし、その甘い言葉が、あなたを都合よくキープし、時間を奪うための「罠」だとしたら…?

残念ながら、「結婚」という言葉を巧みに使い、実際には全く行動を起こさない不誠実な人は、男女問わず一定数存在します。なぜ、まじめな人ほど、そんな口先だけの相手に騙されてしまうのでしょうか。

この記事では、「結婚前提」という言葉に騙されやすい人の心理的な特徴を解き明かし、言葉ではなく「行動」で相手の本気度を見抜くための、具体的な方法を解説します。

なぜ「結婚前提」という言葉はこれほど強力なのか?

まず理解すべきは、この言葉が持つ魔力です。「結婚」という明確なゴールを提示されることで、私たちは強烈な安心感を得ます。そして、相手に対して「この人は真剣なんだ」という強力なフィルターがかかり、その後の多少の欠点や矛盾も「でも、結婚を考えてくれているし…」と、すべて好意的に解釈してしまうのです。これが、判断を狂わせる第一歩です。

要注意!「結婚前提」の言葉に騙されやすい人の特徴

あなたは大丈夫?以下の特徴に心当たりがある人は、少し立ち止まって考えてみる必要があるかもしれません。

1. 「これを逃したら次はない」という焦りが強い 「もう30代だし」「周りはみんな結婚していくし…」そんな年齢や周囲への焦りが、冷静な判断力を奪います。2023年の日本の平均初婚年齢は夫31.1歳、妻29.7歳と年々上昇しており、焦る必要がないと頭では分かっていても、心は正直です。この「早く安心したい」という気持ちが、「この人は運命の人のはずだ」という思い込みを加速させ、相手の不誠実なサインを見過ごさせてしまうのです。

2. 相手を「減点方式」ではなく「加点方式」で見てしまう 最初に「結婚前提」という100点満点の言葉をもらっているため、その後の相手の行動に多少のマイナスがあっても、「でも、最初に言ってくれたから」と大目に見がちです。本来なら「約束を守らない」「話を進めてくれない」というのは致命的な減点ポイントのはずが、最初の加点が大きすぎて、評価が麻痺してしまうのです。

3. 「重いと思われたくない」と話し合いを避けてしまう 「結婚の話を自分から切り出して、相手にプレッシャーをかけたくない」「まだ早いかな…」と、肝心な話を自分から持ち出すことを躊躇していませんか?相手の自発的な行動を待つ“察してちゃん”状態では、時間はただ過ぎていくだけ。気づけば1年、2年と、貴重な時間を浪費することになります。

言葉はもう信じない。本気度を「行動」で見抜くチェックリスト

甘い言葉に惑わされず、相手の本気度を冷静に測るには、「行動」を見るしかありません。以下の項目を、さりげなくチェックしてみてください。

□ あなたの友人や家族に会いたがるか?逆に、自分の身内に紹介しようとするか? (解説:自分の大切なコミュニティにあなたを迎え入れようとするのは、真剣な証拠です)

□ 「1年後には」など、具体的な時期や計画について話してくれるか? (解説:「いつかね」ではなく、「いつまでに、どうするか」を話せない人は信用できません)

□ お金や仕事、住む場所など、現実的でシビアな話を避けないか? (解説:夢物語だけでなく、生活のリアルな部分を共有しようとする姿勢が本気度の現れです)

□ あなたのキャリアや家族のことを尊重し、真剣に聞いてくれるか? (解説:あなたという一人の人間の人生を、丸ごと受け入れようとしているかどうかが分かります)

「結婚前提」は、決してゴールテープではありません。それは、二人で関係を築いていくための、スタートラインに立つ合図に過ぎないのです。言葉の響きに酔うのではなく、その後に続く誠実な「行動」を見極める冷静な目を持つこと。それこそが、本当の幸せを掴むための、唯一の方法です。

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