【結婚相談所の闇?】成婚率の裏側で…業界が公表しない「途中退会者」のリアルな本音と、後悔しない相談所の選び方

【この記事はこんな方に向けて書いています】

・結婚相談所への入会を検討しているが、本当に結婚できるのか不安な方
・高いお金を払って、失敗したり後悔したりしたくないと思っている方
・広告で見る「高い成婚率」という言葉を、少しだけ疑っている方
・結婚相談所のキラキラした話だけでなく、リアルな実情を知りたい方

「成婚率〇〇%!」「1年以内に理想のパートナーと出会える!」

結婚相談所の広告を見ると、そんな希望に満ちた言葉がキラキラと輝いて見えますよね。本気で結婚を考える人にとって、プロのサポートを受けられる結婚相談所は、非常に心強い存在です。

しかし、その輝かしい「成婚退会」というストーリーの裏側で、誰にも語られることなく、そっと相談所を去っていく「途中退会者」たちが、実は数多く存在することをご存知でしょうか?

彼らはなぜ、夢半ばで活動を断念してしまったのか。そこには、広告では決して語られることのない、結婚相談所のリアルな実情が隠されています。

この記事では、業界が公にしたがらない「途中退会者」たちのリアルな声に焦点を当て、その背景にある構造的な問題を徹底的に深掘りします。

これは、単に結婚相談所の「闇」を暴いて不安を煽るためのものではありません。あなたが輝かしい広告の裏側にある真実を知り、数多ある相談所の中から、本当に自分に合った場所を見極め、後悔のない選択をするための「羅針盤」です。

「成婚率」のカラクリ|なぜ相談所によって数字が違うのか?

まず、多くの人が相談所選びの基準にする「成婚率」という言葉の、驚くべき実態についてお話しなければなりません。

「成婚率が高い=信頼できる相談所」だと思っていませんか?実は、そこには大きな落とし穴があります。なぜなら、「成婚」の定義は、相談所によって全くバラバラだからです。

・A相談所:「婚約」をもって「成婚」とする
・B相談所:「真剣交際(結婚を前提としたお付き合い)」が始まった時点で「成婚」とする
・C相談所:「交際期間が〇ヶ月続いた」時点で「成婚」とする

極端な話、B相談所の基準なら、まだ結婚が決まっていなくても「成婚」としてカウントされてしまいます。これでは、見かけ上の成婚率が高くなるのは当然ですよね。

経済産業省が過去に行った調査によると、結婚相手紹介サービス全体の成婚率は、おおむね8%~10%程度ではないかと推計されています。もちろん、相談所のサポート体制や会員層によってこの数字は変動しますが、一部の相談所が謳う「50%超え」といった驚異的な数字には、こうした「定義のカラクリ」が隠されている可能性があることを、まず知っておく必要があります。

ハッピーな「成婚退会」。それでも存在する“理想と現実”

もちろん、多くの人が結婚相談所を通じて幸せな「成婚退会」を果たしているのも事実です。理想のパートナーと出会い、笑顔で退会していく彼らは、まさしく相談所の成功例と言えるでしょう。

しかし、そんなハッピーな退会者たちに話を聞いてみても、意外な本音が聞こえてくることがあります。

「カウンセラーさんには感謝していますが、正直、相性が合うまで何度も担当を変えてもらいました」 「プロフィール写真と実物の印象が違う人が多くて、最初は心が折れそうでした」 「活動は楽しかったけど、お見合い料やオプション料金が思ったよりかさんで、経済的には結構きつかったです」

つまり、順調に成婚退会した人ですら、活動の過程では様々な壁にぶつかり、理想と現実のギャップを感じているのです。結婚相談所は、決して「入会すれば自動的に結婚できる魔法の館」ではない、ということを理解することが、第一歩です。

【ここからが本題】公表されない「途中退会者」のリアルな本音5選

それでは、この記事の核心である、志半ばで相談所を去ることになった「途中退会者」たちの、リアルな声に耳を傾けてみましょう。彼らが抱えた不満や悩みの中にこそ、私たちが学ぶべき教訓が隠されています。

本音1:「紹介される人に、まったく魅力を感じない」

これは、退会理由として最も多く聞かれる声の一つです。高いお金を払っているのに、なぜこんなミスマッチが起きてしまうのでしょうか。

「年収や学歴などの条件は希望通りなのに、会ってみると会話が全く弾まない人ばかり…」 「『素敵な人がいますよ』と紹介されたのに、プロフィール写真と実物の雰囲気が全然違った」 「自分の希望を伝えているはずなのに、どう考えても合わないタイプの人ばかり紹介される」

これは、会員のデータベースの質の問題だけでなく、カウンセラーがあなたの内面や本当に求めるものを理解せず、単に条件だけで機械的にマッチングしている場合に起こりがちです。

本音2:「カウンセラーのサポートが、期待外れだった」

プロのサポートを期待して入会したのに、そのサポート体制に失望して退会するケースも後を絶ちません。

「入会前の無料相談ではすごく親身だったのに、入会した途端に連絡が減り、放置されているように感じた」 「悩みを相談しても、『もっと頑張りましょう』という精神論ばかりで、具体的なアドバイスがもらえなかった」 「カウンセラーの価値観が古く、自分の考えを押し付けられているようで苦痛だった」

カウンセラーも人間です。経験やスキル、そしてあなたとの相性には、どうしてもバラつきがあります。流れ作業のような対応しかできないカウンセラーに当たってしまった場合、婚活は孤独で辛い戦いになってしまいます。

本音3:「活動費用が、思った以上にかさんで辛い」

入会時に提示される料金プラン。しかし、実際の活動では、それ以外にも様々な費用が発生することがあります。

「月会費は安いプランを選んだけど、お見合いするたびに追加料金がかかり、気づけばすごい金額になっていた」 「『成婚料無料』に惹かれたけど、その分、有料オプション(ファッション相談、写真撮影など)への勧誘がしつこかった」 「1年活動したけど成果が出ず、更新料を払って続ける気力が経済的にも精神的にも尽きてしまった」

初期費用や月会費だけでなく、トータルでいくらかかるのか。そのコストに見合ったサービスが受けられているのか。この「コストパフォーマンス」への不満が、退会の引き金になることも多いのです。

本音4:「『婚活疲れ』で、心が折れてしまった」

結婚相談所での活動は、想像以上に精神力を消耗します。

「週末は毎週お見合い。知らない人と何度も自己紹介を繰り返すのが、だんだん苦痛になってきた」 「いいなと思った人から、理由も分からずお断りの連絡が来た時、自分の全人格を否定されたような気持ちになった」 「周りの友達が自然恋愛で結婚していくのを見て、お金を払って活動している自分が惨めに思えてきた」

こうした「婚活疲れ」は、多くの活動者が経験します。適切なタイミングで気持ちをケアし、モチベーションを維持してくれるサポートがないと、心がポッキリと折れてしまうのです。

本音5:「実は、相談所の外で良い人が見つかった」

これは、一見ネガティブな「途中退会」ですが、実は非常にポジティブな側面を持つ、興味深い退会理由です。

「相談所で活動を始めたことで、自分の結婚観が明確になり、異性を見る目が養われた。その結果、職場にいた人の魅力に気づき、付き合うことになった」 「お見合いを繰り返す中でコミュニケーション能力が上がり、プライベートの飲み会で、自然体で話せる相手と出会えた」

皮肉なことに、結婚相談所での活動が、自分自身を成長させ、結果的に相談所の外での出会いに繋がるケースもあるのです。これは、相談所の活動が無駄ではなかったことの、何よりの証明と言えるかもしれません。

なぜミスマッチは起きるのか?相談所ビジネスの構造的な問題

これらの「本音」は、単なる個人の不満なのでしょうか?いいえ、その背景には、結婚相談所というビジネスが抱える、いくつかの構造的な問題が見え隠れします。

例えば、多くの相談所は、カウンセラーの給与体系に「入会者数」や「成婚者数」に応じたインセンティブを設けています。これにより、カウンセラーは一人ひとりの会員をじっくりサポートするよりも、まずは入会させること、そして早く成婚(退会)させることに意識が向きがちになる、という側面があります。

また、業界全体としてカウンセラーの公的な資格制度が確立されていないため、スキルや知識レベルに大きなばらつきがあるのも事実です。あなたの人生を左右するかもしれない重要な役割を、経験の浅い担当者が担っている可能性もゼロではありません。

後悔しないために!「良い結婚相談所」を見極める5つのチェックポイント

では、私たちはどうすれば、こうしたミスマッチや失敗を避け、自分にとって本当に「良い相談所」を見つけることができるのでしょうか。無料カウンセリングの際に、必ず確認すべき5つのポイントをご紹介します。

Point1:「成婚の定義」を、自分の言葉で説明してもらう

「御社の『成婚』の定義を、具体的に教えてください」と、ストレートに質問しましょう。「婚約」なのか「真剣交際」なのか。その答え方や、定義の明確さで、その相談所の誠実さがある程度見えてきます。

Point2:担当カウンセラーの「人柄」と「経験」を確かめる

「入会した場合、どなたが私の担当になりますか?」「もしよろしければ、少しお話しさせていただくことは可能ですか?」と尋ねてみましょう。あなたの大切な婚活をサポートしてくれるのは、会社の看板ではなく、一人の「人間」です。この人になら本音で相談できるか、という相性を、契約前に必ず確かめましょう。

Point3:料金体系の「総額」をシミュレーションする

「私が1年間活動した場合、かかる可能性のある費用の総額は、最大でどれくらいになりますか?」と、具体的なシミュレーションを依頼しましょう。初期費用、月会費、お見合い料、成婚料、その他オプション料など、すべてを含めた総額で判断することが重要です。

Point4:会員の「リアルなデータ」を開示してもらう

「現在活動されている会員の方の、具体的な年齢層や男女比、年収の分布などを教えていただけますか?」と質問しましょう。キラキラした成功事例だけでなく、リアルな会員データを開示してくれるかどうかは、その相談所の透明性を測るバロメーターになります。

Point5:「途中退会」のルールを隅々まで確認する

「もし、途中で退会したくなった場合、どのような手続きが必要ですか?」「違約金や、返金制度はありますか?」と、辞める時のことを最初に聞きましょう。出口のルールを明確に説明してくれる相談所は、会員の意思を尊重する、誠実な相談所である可能性が高いです。

結婚相談所は、決して「魔法の杖」ではありません。あくまで、あなたの婚活をサポートする「ツール」の一つです。そして、そのツールを最大限に活かすためには、あなた自身が賢い消費者となり、自分に合った最高のツールを選ぶ努力が不可欠なのです。

この記事で得た知識を武器に、広告の言葉に惑わされず、あなたの目で、耳で、そして心で、最高のパートナー探しの「基地」となる場所を見つけてください。

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