【結婚相談所のカウンセラー様】私たちが本当に聞きたいのは“きれいごと”じゃない。成婚に繋がる「本音のアドバイス」を引き出す方法

【この記事はこんな方に向けて書いています】

・結婚相談所のカウンセラーから、当たり障りのないアドバイスしか貰えず、不満や物足りなさを感じている方
・「内面が大事」「ご縁を信じて」といった言葉に、「それができれば苦労しない!」と心の中で叫んでいる方
・自分の婚活がなぜうまくいかないのか、耳の痛いことであっても、本質的な原因と具体的な改善策を知りたい方
・カウンセラーをただのオペレーターではなく、本気で自分のために動いてくれる「最強の味方」に変えたい方

「〇〇さんの魅力は、その優しい内面ですから、きっと分かってくれる人が現れますよ」 「ご縁はタイミングですから、焦らずに活動を続けましょう」 「もっと積極的に、たくさんの方に申し込んでみましょう」

結婚相談所で活動していると、カウンセラーからこんな言葉をかけられることはありませんか? 親身に励ましてくれているのは分かる。でも、心のどこかで、こう思ってしまう。

「……また、きれいごとだ」

私たちが聞きたいのは、そんな耳障りの良い慰めの言葉じゃない。なぜお見合いがうまくいかないのか、なぜ申し込みが来ないのか、その“本質的な原因”と、明日から何をすべきかという“具体的なアクション”のはず。

この記事は、そんなやるせない思いを抱える、すべての婚活者に向けた「反撃の狼煙」です。

なぜ、カウンセラーは「きれいごと」しか言わないのか?その構造的な理由を解き明かし、彼らの口から、本当にあなたの為になる「本音のアドバイス」を引き出すための、具体的で、少しだけずる賢いコミュニケーション術を徹底的に解説します。

この記事を読み終えた時、あなたはもう、きれいごとに付き合わされる無力な「お客様」ではありません。カウンセラーを、あなたの成婚のために本気で頭を使う「戦略的パートナー」へと変貌させる、主体的なプレイヤーになっているはずです。

カウンセラーが口にする「三大きれいごと」とその“本心”

まず、多くの婚活者が「またか…」とうんざりしてしまう、代表的な「きれいごと」を3つ挙げ、その言葉の裏に隠されたカウンセラーの“本心”や“事情”を翻訳してみましょう。

きれいごと①:「大切なのは、お人柄や内面ですよ」

【カウンセラーの本心】
「あなたが希望しているお相手の条件(年収、学歴、年齢、容姿など)は、正直なところ、あなたの市場価値から見てかなり高望みです。その条件で紹介できるお相手は、ほとんどいません。もう少し希望条件を広げるか、もしくは、あなた自身の魅力を高める努力をしないと、マッチングは難しいですよ…」

彼らは、あなたを傷つけたくない、そして「高望みだ」とストレートに伝えて、やる気を削ぎたくないのです。だから、「内面」という誰も否定できない、美しい言葉に逃げ込んでしまいます。

きれいごと②:「いつか、ご縁のある人が必ず現れますから」

【カウンセラーの本心】
「お断りが続いて、落ち込んでいるのは分かります。しかし、今のあなたに、これ以上どんな具体的なアドバイスをしていいか、正直、私にも分かりません。ここで退会されては困るので、とにかく希望を持たせて、活動を継続してもらわなければ…。頑張れ、としか言いようがないのです…」

これは、カウンセラー自身が手詰まりになっているサインかもしれません。具体的な解決策を提示できない時、彼らは「ご縁」や「運命」といった、スピリチュアルで、反論のしようがない言葉に頼りがちになります。

きれいごと③:「もっと積極的に、たくさんの方に申し込みましょう」

【カウンセラーの本心】
「あなたの月間申込数は、平均的な会員と比べて明らかに少なすぎます。宝くじも、買わなければ当たりません。理想が高いのは分かりますが、今のままでは出会いの母数自体が不足しています。まずは下手な鉄砲も数撃ちゃ当たる、くらいの気持ちで行動量を増やしてください…」

これは、ある意味で的確なアドバイスですが、「なぜ申し込めないのか」というあなたの心理的なブロックにまで踏み込めていない、表面的な指示に留まっています。「頑張れ」と言っているだけで、頑張り方を教えてくれていない状態です。

なぜ、彼ら(カウンセラー)は「きれいごと」しか言わないのか?

カウンセラーは、意地悪であなたをはぐらかしているわけではありません。彼らが「本音」を言えず、「きれいごと」に終始してしまうのには、いくつかの構造的な理由があります。

1. 「クレーム」と「退会」への恐怖

カウンセラーにとって、最も避けたい事態の一つが、会員からのクレームや、それに伴う退会です。「あなたのプロフィール写真では厳しいです」「その年収でその希望は通りません」といった厳しい本音を伝えた結果、会員が「傷ついた」「馬鹿にされた」と感じ、クレームや退会に繋がってしまったら…。そう考えると、当たり障りのない、誰も傷つけない言葉を選ぶのが、最も安全な選択になってしまうのです。

2. ビジネスとしての「お客様対応」

忘れてはいけないのは、結婚相談所はビジネスであり、あなたは「お客様」だということです。多くのサービス業がそうであるように、お客様を不快にさせない、気持ちよくサービスを利用してもらう、という意識が働きます。厳しいことを言って関係性を悪化させるよりも、心地よい言葉で活動を長く続けてもらう方が、会社の利益に繋がる、という側面も否定できません。

3. 純粋な「経験・スキル不足」

残念ながら、すべてのカウンセラーが、豊富な経験と高いコンサルティングスキルを持っているわけではありません。中には、業界経験が浅く、マニュアル通りの対応しかできない人もいます。そうした場合、個々の会員の状況に合わせた的確なアドバイスができず、結果として誰もに当てはまる一般論、つまり「きれいごと」に終始してしまうのです。

「きれいごと」を言わせているのは、実は“あなた自身”かもしれない

しかし、カウンセラーだけに責任を押し付けるのは、フェアではありません。 少し厳しい視点ですが、彼らに「きれいごと」しか言わせない状況を、あなた自身が無意識に作り出してしまっている可能性はないでしょうか?

「傷つきたくない」という防御姿勢:心のどこかで、厳しい現実を突きつけられるのを恐れ、「本音は聞きたくない」というオーラを出していませんか?カウンセラーは、あなたのその空気を敏感に察知しているのかもしれません。
過剰な「お客様意識」:高いお金を払っているのだから、手厚く、優しく扱われて当然、という意識が強すぎませんか?その結果、カウンセラーはあなたを「腫れ物に触る」ようにしか扱えなくなっているのかもしれません。
情報の開示不足:自分の活動状況や、本当の悩み、うまくいかない原因を、あなた自身がカウンセラーに正確に伝えられていますか?情報が不足していては、どんな名医でも的確な診断は下せません。

カウンセラーとあなたの関係は、鏡のようなもの。あなたが建前で接すれば、相手も建前で返してきます。本音のコミュニケーションを望むなら、まず、あなた自身が本音で向き合う「覚悟」を決める必要があるのです。

【脱・きれいごと】カウンセラーを最強の“軍師”に変える魔法の質問術

では、どうすれば「きれいごと」の壁を打ち破り、カウンセラーから本当に価値のある「本音のアドバイス」を引き出すことができるのでしょうか。 明日からすぐに使える、4つの「魔法の質問」をご紹介します。

魔法の質問①:「もし私が、先生の一番大切な妹(あるいは弟)だったら、今、なんとアドバイスしますか?」

これは、非常に強力な質問です。「カウンセラーと会員」というビジネスライクな関係性を、一時的に「身内」という個人的な関係性に引きずり込む効果があります。他人だから言えるきれいごとではなく、本当に大切な家族を想うからこそ出てくる、愛情のこもった、時には厳しい「本音」を引き出しやすくなります。

魔法の質問②:「今の私が成婚するために、客観的に見て、改善すべき点を“3つ”だけ、正直に教えてください」

「客観的に」「正直に」という言葉で、あなたが本音を聞く覚悟があることを示します。さらに「3つだけ」と具体的な数字を提示することで、相手は抽象的な精神論ではなく、具体的な改善点を考えざるを得なくなります。見た目、話し方、プロフィールの書き方など、実践的なアドバイスが出てくる可能性が高まります。

魔法の質問③:「これまで先生が担当した中で、私と似たようなタイプで、うまくいった人と、うまくいかなかった人の“決定的な違い”は何でしたか?」

直接的に自分を評価されるのに抵抗がある場合に有効な質問です。第三者の事例として聞くことで、カウンセラーも感情を抜きにして、成功と失敗の要因を客観的に分析しやすくなります。あなたは、その話の中から、自分に当てはまる教訓を冷静に受け取ることができます。

魔法の質問④:「この状況を打開するために、来週までに私ができる“具体的なアクション”を、一つだけ教えてください」

「頑張りましょう」という精神論で終わらせないための、クロージングの質問です。「具体的」そして「一つだけ」と絞ることで、カウンセラーは、あなたがすぐに行動に移せる、現実的なアクションプランを提示せざるを得なくなります。このアクションを毎週繰り返していくだけで、あなたの活動は劇的に前進するはずです。

「きれいごと言うな!」と心の中で叫んでいるだけでは、何も変わりません。 あなたの婚活は、あなたの人生そのものです。その主導権を、カウンセラー任せにしてはいけません。

カウンセラーは、魔法使いではありません。しかし、あなたがその能力を最大限に引き出すことができれば、あなたの婚活における最強の「軍師」となり得ます。

あなたの質問の仕方、あなたの向き合い方一つで、彼らはただのオペレーターにも、最強のパートナーにもなり得るのです。さあ、まずは次の面談で、「魔法の質問」を一つ、試してみませんか?

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