
【この記事はこんな方に向けて書いています】
・今のパートナーとの結婚を真剣に考えている方
・彼氏のことは大好きだけど、時々「このままで大丈夫かな?」と小さな不安を感じる方
・過去の恋愛で辛い思いをし、次の結婚では絶対に失敗したくないと思っている方
・幸せな結婚生活を送るために、パートナーを見極める客観的な視点が欲しい方
大好きなパートナーとの未来を語り合い、結婚を意識し始める時期は、最高に幸せな瞬間ですよね。毎日がキラキラと輝いて見え、「この人となら、きっと幸せになれる」と心から信じていることでしょう。
でも、その一方で、心のどこかで小さな不安が芽生えていませんか?
「恋は盲目」という言葉があるように、恋愛の真っ最中は、相手の良いところばかりが目につき、問題点が見えにくくなっていることがよくあります。恋愛相手としては最高でも、生涯を共にする「結婚相手」としては、致命的な問題を抱えているケースも少なくないのです。
結婚は、ゴールではなく「共同生活」のスタート。キラキラした非日常のデートだけでなく、地道で現実的な毎日の繰り返しです。だからこそ、パートナー選びは人生で最も重要な選択と言っても過言ではありません。
この記事では、数多くの夫婦関係の悩みや、残念ながら離婚に至ってしまったケースを分析し、「これだけは避けるべき」という男性の特徴を10個のチェックリストにまとめました。
これは、あなたのパートナーを断罪するためのリストではありません。あなたの未来の幸せを守るため、そして後悔しない選択をするための「冷静な目」を持つためのガイドです。
一つずつ読み進めながら、あなたの愛する人を客観的に見つめ直すきっかけにしてみてください。
結婚は「生活」。恋愛との決定的な違いとは?
まず、大前提として「恋愛」と「結婚」は全くの別物だということを理解しておく必要があります。
恋愛の主成分が「トキメキ」や「情熱」であるのに対し、結婚の主成分は「安定」や「信頼」、そして「協力」です。楽しい時だけを共有するのが恋愛だとしたら、辛い時、苦しい時、面倒な時もすべてを共有し、二人で乗り越えていくのが結婚です。
実際に、日本の司法統計を見てみると、離婚理由の第一位は、男女ともに長年「性格の不一致」です。これは、単に「性格が合わない」という一言で片付けられる問題ではありません。その背景には、「価値観の違いをすり合わせるための話し合いができない」「問題解決への姿勢が違う」といった、生活を共にする上での致命的なすれ違いが隠されています。
だからこそ、結婚相手を見極める際には、恋愛中にキュンとするようなポイントよりも、もっと地味で、現実的な側面に目を向ける必要があるのです。
それでは、具体的な10のチェックリストを見ていきましょう。
【危険度チェックリスト】結婚してはいけない男性の10の特徴
1. 金銭感覚が異常、または浪費家
離婚理由の上位に常にランクインするのが、この「お金の問題」です。金銭感覚のズレは、生活の基盤そのものを揺るがす深刻な問題に直結します。
・給料が入るとすぐに使ってしまい、貯金が全くない
・趣味や飲み会に、収入に見合わない大金をつぎ込む
・見栄を張るために、ブランド品や高級車など分不相応な買い物をする
・あなたに内緒で借金をしていたり、ギャンブルにハマっている
恋愛中は「気前が良い人」と映るかもしれませんが、結婚すればそれは家計を圧迫する「浪費」に変わります。お金の話をしようとすると、はぐらかしたり、不機嫌になったりするようなら、さらに危険信号です。健全な家計は、夫婦のオープンな会話から始まります。
2. 感情の起伏が激しく、すぐに不機嫌になる
気分が良い時は優しいのに、些細なことで不機嫌になったり、突然怒り出したりする人はいませんか?こうした感情のジェットコースターは、一緒に暮らす人を精神的にひどく疲れさせます。
・自分の思い通りにならないと、物に当たったり、大きな音を立てたりする
・急に黙り込み、何を言っても無視する(サイレントモラハラ)
・溜息や舌打ちが多く、常にイライラした空気を出す
このような態度は、言葉の暴力(モラルハラスメント)の一種です。最初は「私が何か悪いことをしたのかな?」と自分を責めてしまうかもしれませんが、長期化すれば、あなたは自己肯定感を失い、常に相手の顔色を伺ってビクビクしながら生活することになります。心穏やかな家庭は、パートナーの感情の安定があってこそ築けるものです。
3. あなたの意見を尊重せず、話し合いができない
先ほども述べた通り、結婚生活は大小さまざまな問題解決の連続です。その際に「話し合い」ができない相手は、パートナーとして致命的です。
・あなたが意見を言うと、「でも」「だって」とすぐに否定から入る
・議論が白熱すると、「もういい!」と一方的に話を打ち切る
・結局は、いつも自分の意見を押し通そうとする
こうした態度の根底にあるのは、「自分は正しくて、相手は間違っている」という考え方です。あなたの意見や感情を尊重する気がないのです。これでは、何か問題が起きるたびに、あなたが我慢するか、諦めるしかなくなり、対等なパートナーシップを築くことはできません。
4. 「ありがとう」「ごめんね」が素直に言えない
人として基本的な感謝と謝罪の言葉。これが素直に言えない人は、あなたを対等なパートナーとして見ていない可能性があります。
・何かをしてもらっても、当たり前という顔で「ありがとう」を言わない
・明らかに自分が悪い状況でも、絶対に「ごめん」と謝らず、言い訳を探す
・プライドが高く、謝ることを「負け」だと思っている
「ありがとう」は相手への敬意、「ごめんね」は関係を修復しようとする誠意の表れです。この二つの言葉がない家庭は、心がどんどんささくれ立っていきます。長い結婚生活、この基本的なコミュニケーションが取れない相手と、温かい関係を維持していくのは至難の業です。
5. 親に依存している(精神的・経済的)
自分の親を大切にすることは素晴らしいことです。しかし、それと「依存」は全く違います。いい大人になっても親離れできていない男性との結婚は、多くの苦労を伴います。
・何かを決める時、必ず「お母さんがこう言ってたから」と親の意見を優先する
・あなたとの問題や愚痴を、すぐに親に報告する
・経済的に親から援助を受けているのが当たり前になっている
こうした男性にとって、優先順位の一番は「親」。あなたは二番目です。結婚後、あなたが彼の家族(特に母親)と意見が対立した場合、彼はあなたの味方になってはくれません。あなたは常に孤独な戦いを強いられることになるでしょう。
6. 平気で嘘をつく、約束を守らない
「信頼」は、夫婦関係の土台です。その土台を根底から覆すのが、「嘘」と「破られた約束」です。
・待ち合わせの時間に遅れるなど、小さな約束を軽く考えて何度も破る
・自分に都合の悪いことがあると、その場しのぎの嘘を平気でつく
・嘘がバレても、悪びれもせずにまた嘘を重ねる
「飲み会だと伝えたけど、実は女性のいる席だった」といった小さな嘘も、積み重なれば大きな不信感に繋がります。信頼できない相手と、安らぎのある家庭を築くことは不可能です。
7. 店員さんなど、自分より立場の弱い人への態度が悪い
レストランの店員さんやタクシーの運転手さんなど、自分がお客さんの立場になった時、急に横柄な態度を取る人はいませんか?これは非常に危険なサインです。
その態度は、彼の本性の一部であり、関係性が安定し「釣った魚に餌をやらない」状態になった時の、未来のあなたへの態度である可能性が高いのです。人を立場によって見下す傾向がある人は、パートナーであるあなたのことも、いつか同じように見下す危険性をはらんでいます。
8. 家事や育児を「手伝う」ものだと思っている
共働きが当たり前になった現代において、この価値観を持つ男性との結婚生活は、女性側に多大な負担を強いることになります。
・「家事は女性がやるもの」という考えが根底にある
・たまに家事をすると「やってやった」感を出す
・子育ては「手伝う」もので、あくまでメイン担当は母親だと思っている
内閣府の調査でも、共働き世帯において、妻が家事・育児に費やす時間は夫の数倍にのぼるというデータがあります。「手伝う」という言葉が出てくる時点で、家事や育児を「自分事」として捉えられていない証拠。この意識のズレは、日々の生活の中で、あなたの心身を確実にすり減らしていきます。
9. あなたの夢やキャリアを応援してくれない
お互いの人生を尊重し、応援し合えるのが理想の夫婦関係です。あなたの成長や自己実現を喜ぶどころか、邪魔をするような相手とは、幸せな未来は描けません。
・あなたが仕事で成功したり、新しい挑戦をしようとすると、不機嫌になる
・「どうせ無理だよ」と、あなたの可能性を否定する
・「仕事なんて辞めて、家のことだけやってればいい」と平気で言う
こうした言動は、あなたを自分より下に置くことで、自らの優位性を保とうとする支配欲の表れです。あなたの人生は、あなた自身のもの。それを応援してくれない相手は、生涯のパートナーとしてふさわしいとは言えません。
10. 問題が起きると逃げる、または他責にする
結婚生活は、予期せぬトラブルや困難の連続です。そんな時、真正面から問題に向き合えない相手では、二人で乗り越えていくことはできません。
・話し合いが必要な場面になると、仕事や趣味を理由に逃げ出す
・何か失敗が起きると、「お前があの時こう言ったからだ」と人のせいにする
・自分の非を決して認めず、常に自分が被害者であるかのように振る舞う
困難な時こそ、その人の本質が現れます。責任から逃げ、人を責めることで自分を守るような相手に、あなたの人生を預けることはできますか?
もし当てはまったらどうする?冷静な対処法
このリストを見て、いくつかの項目にドキッとした方もいるかもしれません。でも、すぐに「別れなきゃ!」とパニックになる必要はありません。大切なのは、冷静に状況を把握し、対処することです。
まずは、当てはまった項目が「一度だけのこと」なのか、それとも「何度も繰り返されていること」なのかを客観的に振り返ってみましょう。誰にでも過ちはあります。
もし、それが彼の根深い価値観や性格に起因するもので、何度も繰り返されているのであれば、一度真剣に話し合ってみる必要があります。「私は、あなたのこういう部分について、将来を考えると不安に思う」と、あなたの気持ちを正直に伝えてみてください。
その時、彼が真摯に耳を傾け、変わろうと努力する姿勢を見せてくれるのであれば、まだ希望はあるかもしれません。しかし、逆ギレしたり、話をはぐらかしたり、全く問題だと認識しないようであれば、残念ながら、その関係を見直す勇気も必要です。
完璧な人間はいません。あなた自身にも欠点はあるでしょう。しかし、ここで挙げた10項目は、結婚生活の土台となる「信頼」「尊重」「協力」を根底から揺るがす、非常に重要なポイントです。
あなたのこれからの長い人生が、笑顔と安らぎに満ちたものであるために。恋愛の熱に浮かされた頭で判断するのではなく、一度立ち止まり、冷静な目で、あなたの隣にいる人を見つめてみてください。その冷静な視線こそが、あなたを本当の幸せへと導いてくれるはずです。
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