そのLINE、証拠になります!浮気離婚の慰謝料を“満額”請求するための、決定的証拠の集め方と使い方

【この記事はこんな方に向けて書いています】

  • パートナーの浮気を確信しているけど、決定的な証拠がなくて困っている方
  • どんなものが法的に有効な「浮気の証拠」になるのか、具体的に知りたい人
  • 集めた証拠をどう使えば、有利に慰謝料請求を進められるか、その方法を知りたいあなた
  • 慰謝料請求を諦めかけているけど、まだ何かできることはないか探している方

パートナーのスマホに、他の異性との親密なLINE。「浮気だ…!」と確信したあなたの怒りと悲しみは、計り知れません。離婚を決意し、慰謝料を請求しようにも、「でも、決定的な証拠がない…」と、途方に暮れていませんか?

浮気の慰謝料請求は、感情だけでは戦えません。相手に「そんな事実はない」と言い逃れさせないための、客観的で強力な「証拠」こそが、あなたの唯一の武器になるのです。この記事では、泣き寝入りしたくないあなたのために、どんなものが法的に有効な証拠になるのか、証拠がない場合どうすればいいのか、そして集めた証拠の正しい使い方まで、慰謝料請求の勝敗を分ける「証拠」の全てを徹底解説します。

「好き」のLINEだけじゃダメ?法的に「浮気」と認められる境界線

まず知っておくべきなのは、法律上の「浮気(不貞行為)」とは、基本的に「配偶者以外の異性と、自由な意思で肉体関係を持つこと」を指す、という事実です。

つまり、「好きだよ」「愛してる」といったメッセージのやり取りだけでは、残念ながら法的な不貞行為と認定されず、慰謝料請求が認められない可能性が高いのです。慰謝料請求のゴールは、「二人の間に肉体関係があったこと」を、客観的な証拠で証明すること。この点をしっかり頭に入れて、証拠集めに臨む必要があります。もちろん、キスや抱擁といった行為も不貞行為と見なされる場合はありますが、ハードルは高くなります。

【保存版】これが「言い逃れできない証拠」だ!レベル別一覧

では、具体的にどんなものが有効な証拠になるのでしょうか。証拠の強さをレベル別に見ていきましょう。

【レベル高:これがあれば確実!】

  • ラブホテルに出入りする、二人の顔がはっきりわかる写真や動画
  • 性行為中、またはその前後を撮影した写真や動画
  • 探偵事務所(興信所)による、上記内容を含む調査報告書

【レベル中:複数あれば強力!】

  • 肉体関係があったことを推測させるLINE、メール、SNSのやり取り(例:「昨日は気持ちよかったね」「次はいつ泊まりに来れる?」など)
  • 浮気を認める内容の念書や音声データ
  • ホテルや旅行の領収書、クレジットカードの利用明細

【レベル低:これだけでは弱い】

  • 二人きりで食事をしているだけの写真
  • 「好き」などの好意を示すだけのメッセージ

証拠が弱い…と諦めるのはまだ早い!「合わせ技」で立証する方法

決定的な証拠がなくても、諦めるのは早いです。一つ一つの証拠は弱くても、複数を組み合わせることで、不貞行為を立証できる可能性があります。これを「合わせ技」と呼びます。

例えば、「〇月〇日に泊まりに行きたいな」というLINEのメッセージと、その日にシティホテルに宿泊したクレジットカードの明細。あるいは、カーナビの走行履歴やGPSの位置情報と、「今から家に行くね」というメッセージ。このように、点と点を線で繋ぎ、「この日、二人は一緒にいて、肉体関係を持った可能性が極めて高い」と第三者に思わせることができれば、強力な証拠となり得るのです。小さな証拠でも、決して捨てずに保管しておきましょう。

証拠は「切り札」。感情的に突きつける前に知るべき正しい使い方

苦労して集めた証拠。感情に任せて、すぐに相手に突きつけてはいけません。それは、最悪の一手です。相手に警戒され、残りの証拠を隠滅されたり、逆ギレされたりするだけ。

証拠は、交渉を有利に進めるための「切り札」です。まずは冷静に、弁護士などの専門家に相談し、集めた証拠が十分かどうかを判断してもらいましょう。そして、専門家のアドバイスのもと、最適なタイミングで、相手(または相手の代理人)に提示する。これが、あなたが正当な慰謝料を勝ち取るための、最も賢明な方法です。また、相手のスマホを勝手に見たり、盗聴器を仕掛けたりといった違法な方法で集めた証拠は、逆にあなたが訴えられるリスクもあるため、絶対にやめましょう。

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