【本気になったら、もう戻れない】女性の浮気が“本気愛”になりやすい、4つの悲しい理由

男性の浮気は「遊び」で、女性の浮気は「本気」。そんな言葉を、一度は聞いたことがあるかもしれません。もちろん一概には言えませんが、女性の浮気は、パートナーとの関係に深刻な問題が生じているサインであり、心ごと他の男性に移ってしまうケースが多いのは事実です。

「うちの彼女（妻）に限って、浮気なんて…」。そう思っている男性ほど、危険です。女性は、男性が思うよりもずっと、静かに、そして深く、今の関係に絶望しているのかもしれません。この記事では、なぜ女性が、家庭や恋人を捨てるリスクを冒してまで浮気に走ってしまうのか。その裏に隠された、4つの悲しい理由と、彼女たちの心の叫びを徹底解説していきます。

「妻」や「母」ではなく、「一人の女」として愛されたい渇望

結婚や出産を経て、いつの間にか「〇〇ちゃんのママ」「〇〇さんの奥さん」という役割でしか見られなくなる。パートナーからも、異性としてではなく、家族というチームのメンバーとしてしか扱われない。この状況は、多くの女性の自己肯定感を静かに蝕んでいきます。

「女として、もう魅力がないのかな…」。そんな不安と寂しさを抱えている時に、自分を「一人の女性」として扱い、褒めてくれ、ドキドキさせてくれる男性が現れたら、心が揺れてしまうのは自然なことかもしれません。ある調査で、女性が浮気に至った理由として最も多かったのは「精神的な寂しさ」。これは、男性の浮気理由で多い「性的な欲求」とは明らかに異なり、失われた女性としての自信を取り戻したい、という切実な願いの表れなのです。

アドバイスはいらない。ただ「うんうん」と話を聞いてほしい孤独

「今日、職場でこんなことがあってね…」。女性がパートナーに話す時、求めているのは的確なアドバイスや正論ではありません。ただ、「そうだったんだ、大変だったね」と、自分の気持ちに寄り添い、共感してほしいだけなのです。

しかし、多くの男性は、良かれと思って「それはこうした方がいいよ」「君にも悪いところがあったんじゃない？」と、問題解決型のアドバイスを始めてしまいます。このコミュニケーションのすれ違いが、女性に「この人は、私の気持ちを何もわかってくれない」という深い孤独を感じさせます。そんな時に、ただ黙って、優しく話を聞いてくれる男性が現れたら…？ 彼女は、その居心地の良さに、心の救いを求めてしまうでしょう。

「私がいなくても平気でしょ？」という、存在価値の喪失感

「仕事が忙しい」と言って、記念日を忘れられる。体調が悪くても、「大丈夫？」の一言もない。会話をしても、スマホから目を離さない。こうしたパートナーからの「無関心」の態度は、「私は、この人にとって必要な存在ではないんだ」という、耐え難い喪失感を女性に与えます。

自分が必要とされていない、大切にされていないと感じる毎日は、心を殺していくのと同じです。そんな虚しさを抱える中で、自分を「必要だ」と言ってくれる、熱心に求めてくれる男性が現れたら、その存在が、自分の価値を証明してくれる唯一の光のように思えてしまうのです。女性の浮気は、パートナーへの復讐心というよりも、無関心によって失われた自己肯定感を取り戻すための、悲しい防衛反応であるケースも少なくありません。

目の前の恋を「運命」だと信じ込みたい、自己正当化の心理

一度、浮気に足を踏み入れてしまうと、多くの女性はその罪悪感に苦しみます。その苦しみから逃れるために、無意識のうちに「自己正当化」の心理が働きます。

「パートナーとの関係は、もうとっくに冷え切っていた」「こんなに私のことを理解してくれる人に出会ったのは、初めて」「これは、ただの浮気じゃない。運命の出会いなんだ」。そう思い込むことでしか、自分の行動を肯定できないのです。だからこそ、女性の浮気は、遊びでは終わらず、本気の恋愛へと発展しやすい。それは、浮気相手を本気で愛しているというよりも、裏切り行為をしている自分自身を正当化するために、「本気で愛さなければならない」という強迫観念に駆られている、という側面もあるのです。