
【この記事はこんな方に向けて書いています】
- 初デートで話すネタを準備しても、なぜかいつも会話が盛り上がらない方
- つい自分が話しすぎてしまったり、逆に質問攻めにしてしまったりする人
- 小手先の会話テクニックに疲れて、もっと本質的なコミュニケーションのコツが知りたいあなた
- 相手に「この人といると居心地がいいな」と思われたい、“聞き上手”になりたい全ての人
「初デート、何を話そう…」。あなたは今、必死に会話のネタを探していませんか? 面白い話、気の利いた質問、自分のすごいところ…。でも、もしその努力が、全くの見当違いだとしたら?
多くの人が勘違いしていますが、初デートの成否を分けるのは、「何を話すか」という“内容”ではありません。実は、相手の話を「どう聞くか」という“姿勢”が、その9割を占めているのです。この記事では、話題探しに疲れたあなたのために、視点を180度変え、「聞き方」にフォーカスした、本当に効果のある会話のコツを伝授します。最高の話し手になる必要はありません。最高の聞き手になるだけで、あなたの恋は、きっとうまくいくはずです。
準備すべきは「話すネタ」ではなく「3つの質問」だけ
初デートの前に、延々と話すネタを準備する必要はありません。あなたが準備すべきなのは、相手への興味から生まれる、たった3つの「聞きたいことリスト」だけです。
例えば、「プロフィールに〇〇が趣味って書いてあったけど、始めたきっかけは何だったんだろう?」「仕事で〇〇をしているみたいだけど、一番やりがいを感じる瞬間ってどんな時かな?」「写真の〇〇、すごく素敵な場所だけど、どんな思い出があるんだろう?」。このように、事前に相手のプロフィールをしっかり読み込み、「知りたい」と思ったことをリストアップしておくのです。これは、あなたが相手に真剣に興味を持っていることの何よりの証明になります。自分の話を用意するより、相手への関心を用意する。これが、心を開いてもらうための第一歩です。
会話の黄金比は「7:3」。主役の座は相手に譲れ
初デートでやってしまいがちな失敗が、「自分が話しすぎてしまう」こと。緊張を紛らわすため、あるいは自分を良く見せようとして、つい饒舌になってしまうのです。しかし、これは逆効果。会話の主役は、常に「相手」であるべきです。
意識すべきは、会話の黄金比「7:3の法則」。相手に7割話してもらい、自分が話すのは3割程度に抑えるのです。人は、自分の話を真剣に聞いてくれる相手に、絶大な信頼と好感を抱きます。「この人は、私のことを理解しようとしてくれている」。そう感じさせることこそが、デートの目的なのです。心理学者のメラビアンの法則でも、コミュニケーションにおいて話の内容が占める割合はわずか7%。あなたが何を話すかより、どんな態度で相手の話を聞くかの方が、よほど重要なのです。
沈黙を恐れるな。沈黙は「気まずさ」ではなく「信頼」のサイン
「シーン…」。会話が途切れた瞬間に訪れる沈黙。あなたは、この沈黙が怖くて、焦ってどうでもいい話題を振ってしまっていませんか? でも、少し待ってください。沈黙は、必ずしも“敵”ではありません。
二人の間に流れる穏やかな沈黙は、むしろ「気まずさを感じない関係」、つまり、リラックスできている証拠でもあります。常にマシンガントークで間を埋めようとするのは、自信のなさの表れ。どっしりと構え、沈黙の時間も「二人でいる空気感」として味わう余裕を見せることで、相手はあなたに大人の落ち着きと居心地の良さを感じます。沈黙を恐れず、味方につける。これができる人は、会話の上級者です。
相槌に「感情」を乗せろ。“すごい”より“羨ましい”が心に響く
相手の話を聞く時、ただ「へぇ」「そうなんだ」と相槌を打つだけでは、何も伝わりません。相槌のポイントは、「自分の感情」を乗せることです。
例えば、相手が海外旅行の話をしてくれた時。「すごいですね」という感想で終わらせていませんか? これでは、ただの事実確認です。そうではなく、「いいなー、羨ましい!私も海外旅行大好きなんです!」「〇〇に行ったんですね!私、そこが一番行きたい場所で…!」というように、「羨望」や「共感」といった、あなたの感情を伝えるのです。自分の話に感情でリアクションしてくれると、相手は「本当に興味を持って聞いてくれているんだな」と心を開いてくれます。事実ではなく、感情を共有すること。これが、二人の距離をぐっと縮める秘訣です。
コメント