
【この記事はこんな方に向けて書いています】
- 婚活の“セオリー”と言われるものに、少し違和感や窮屈さを感じている方
- 出会いの方法や、告白・プロポーズのタイミングでいつも悩んでしまう人
- 異性が結婚に対してどんなペース感を求めているのか、リアルな本音を知りたい方
- データに基づいて、自分の婚活戦略をアップデートしたい、賢明なあなた
「いつか自然に出会えるはず」「付き合うなら3回目のデートで告白がセオリー」。そんな、昔ながらの恋愛の“常識”、あなたも信じていませんか? もし、あなたがその常識通りに行動しているのに婚活がうまくいかないのだとしたら、その常識自体が、今の時代とズレてしまっているのかもしれません。
結婚情報の大手「ゼクシィ」の最新調査データは、私たちが抱く恋愛・結婚のイメージと、リアルな成功パターンとの間に、大きなギャップがあることを示しています。この記事では、そんなゼクシィのデータを紐解きながら、多くの男女が気づかずに結婚チャンスを逃している「致命的なズレ」を4つ、徹底的に解説していきます。古い地図を捨てて、令和の婚活を生き抜くための新しいコンパスを手に入れましょう。
【出会い方のズレ】「自然な出会い」信仰が、チャンスを半分以下にしている
「アプリでの出会いは、なんだか不自然で…」。いまだに、こんな風に考えていませんか? その“自然な出会い信仰”こそが、あなたのチャンスを激減させている最大の原因です。
ゼクシィの「婚活実態調査2024」によれば、婚活サービスを通じて結婚した人の割合は年々増加し、今や結婚した人の約4人に1人が何らかの婚活サービスを利用しています。もはや「アプリや相談所での出会い」は、現代における、ごく“自然な”出会い方の一つなのです。職場や友人の紹介だけに固執するのは、自ら出会いのパイを半分以下に狭めているのと同じこと。出会いのきっかけに貴賤はありません。大切なのは、どこで出会ったかではなく、誰と出会い、どう関係を育むかなのです。
【交際期間のズレ】「じっくり見極めたい」が、相手の熱を冷まさせている
「相手のことをよく知るために、1年くらいはじっくり付き合いたい」。その慎重な姿勢は立派ですが、婚活の舞台では、それが裏目に出ることもあります。
ゼクシィの「結婚トレンド調査」によると、恋愛結婚の平均交際期間は約3〜4年。しかし、結婚相談所などの婚活サービスで出会ったカップルは、1年〜1年半程度でゴールインするケースが多く、スピード感が全く違います。なぜなら、彼らは最初から「結婚」という共通の目的を持っているから。そんな相手に対して、「じっくり考えたい」と数年も時間をかけるのは、「あなたとの結婚に、私はそれほど乗り気ではありません」というメッセージとして伝わりかねません。相手の熱量が高い時期を逃さず、関係を進展させる決断力が求められるのです。
【お金の価値観のズレ】「結婚してから話せばいい」が、破局の引き金になる
お金の話は、なんだか生々しくて、交際中はしにくい…。そう思って、大切な話を後回しにしていませんか? その先延ばしが、結婚後に深刻なトラブルを引き起こします。
ゼクシィの調査でも、結婚相手に求める条件として「金銭感覚が合うこと」は常に男女共通で上位にランクインします。それほど重要なことなのに、具体的な話を避けてしまうのは、大きなリスクです。結婚してから「実は借金があって…」「相手の浪費癖がひどくて…」と発覚しても、もう手遅れ。結婚前に、お互いの収入や貯蓄、お金の使い方について、オープンに話し合える関係を築くこと。それが、将来の破局を防ぎ、信頼関係を深めるための、何よりの愛情表現なのです。
【家族観のズレ】「親への挨拶は一大事」という思い込みが、関係の進展を妨げる
「親に紹介する=結婚の意思が固まってから」。この考え方も、時として関係の進展を妨げるブレーキになります。
もちろん、最終的な結婚の挨拶は重要な儀式です。しかし、もっと早い段階で、「今、こういう人と付き合ってるんだ」とカジュアルに紹介し合うことには、多くのメリットがあります。相手は「自分のことを真剣に考えてくれているんだな」と感じますし、あなたも、相手が自分の家族とどう接するかを見ることで、その人となりをより深く知ることができます。親という“第三者”からの客観的な意見が、二人の関係を良い方向に導いてくれることも。親への紹介を「最後の関門」と重く捉えすぎず、関係を深めるための一つのステップとして考えてみてはどうでしょうか。
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